2007年03月19日

医師がメニューを企画したドクターズレストランが人気の兆し

医師が監修 ドクターズレストラン

 医師がメニューを企画し、健康への良さをうたった料理を提供するレストランが増えている。「ドクターズレストラン」と呼ばれ、老化防止や生活習慣病予防などを掲げた料理が特徴だ。

 東京・秋葉原の「東京フードシアター5+1(ファイブプラスワン)」では1月から、通常のフレンチやイタリアン料理に加え、「白沢式アンチエイジング(抗加齢)・クッキングメニュー」が登場した。

 監修したのは、長寿者の遺伝子などを研究している東京都老人総合研究所部長の白沢卓二さん。長寿者の疫学調査や動物実験などから、〈1〉ポリフェノールなど何千種類もあるフィトケミカル(植物化学物質)を含む野菜や果物を多くとる〈2〉不飽和脂肪酸のDHAの多いサバやイワシなどの青魚を食べる〈3〉カロリーを取りすぎない――といった特徴がわかってきたという。

 アンチエイジング・クッキングメニュー(1コースのみ、6000円)では、白沢さん推薦の食材を使い、一流シェフが前菜、スープ、魚、肉、デザート、パンの6品の料理を創作した。

 1月下旬に試食会を開いたNPO「元気な120才を創る会」理事の佐々木道子さん(67)は、「頻繁に食べにくるのは難しくても、食材の知識が普段の生活に生かせれば」と話す。

 東京・四谷の医療施設「四谷メディカルキューブ」では、最上階(7階)に設けたレストラン「ミクニマンスール」で、三国清三シェフが創作し、医師がアドバイスしたアンチエイジング料理を提供。患者以外の一般人も利用できる。

 ランチプレート(2500円)は、月ごとに「抗酸化力」、「骨粗鬆症予防」、「デトックス(解毒)」といったテーマを設定。同施設の管理栄養士森由香子さんによると、骨粗鬆症予防では、骨を作るカルシウムやビタミンDが豊富な食材、体内の不要成分を排出するというデトックスでは、亜鉛などミネラルの多い食材を用いた料理を作った。

 3月の抗酸化力メニューは、細胞を傷つけ動脈硬化や老化を招く酸化を防ぐ働きがあるという、七色の野菜を盛り込んだ。カロリーも一食500〜600キロ・カロリーと抑えめだ。

 糖尿病や肥満対策のため、低カロリー食を掲げたレストランもある。

 大阪市には昨年、糖尿病食専門レストラン「知食旬菜ETSU」がオープン。管理栄養士による栄養指導室や、インスリン注射のための部屋などもある。また、大阪リーガロイヤルホテルのレストランでは、糖尿病患者らの要望に応え、360キロ・カロリーのフランス料理フルコースも登場。味気なくなりがちなカロリー制限食に楽しみを添えている。



 糖尿病食専門レストランは流行りそうですね。一度だけ健康食を味わうのではなく、そこで学んで帰れるのが嬉しい。更にインスリン注射の部屋まで用意してあるとは至れり尽くせりですね。

 健康は食から始まります。知識があって損はしませんよ。

 しかしこのドクターズレストランというネーミングは、どうしてもアルカトラズを思い起こさせますね。医療関係者は3000円割引という刑務所病院レストラン、出てくる料理は高カロリーみたいですのでご注意を。
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posted by さじ at 00:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 内分
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