「無毒フグ」の試食会が12日、東京都渋谷区の服部栄養専門学校で開かれた。毒があるとして食用禁止の肝も振る舞われ、研究者ら25人が「禁断の珍味」に舌鼓を打った。
フグの毒は、餌の貝の毒が蓄積されるからだと提唱する野口玉雄・東京医療保健大教授が主催。人工餌で無毒フグを養殖する業者がトラフグ20尾を提供した。
お品書きは肝と白子の茶わん蒸し、刺し身で巻いた生の肝など5品。検査で「無毒」を確認したうえ、念のため野口教授が事前に毒味。「ほら、私生きてます」と安心をアピール。
フグ本来の持っている毒ではなく貝の毒だったんですね…。要するにイメージとしては、水銀のようなものです。少しずつ食物連鎖によって蓄えられていった毒。
しかし何故フグだけが毒を蓄積するのでしょうか。毒を解毒できないけれど、その毒で死ぬわけではないということですかね。人工フグで無毒なものが誕生すれば調理免許なしでも安心して食べられるようになるかもしれません。
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