英国の大学へ進学しようとする学生が提出した願書に、インターネットに紹介されている“見本”がそのまま書かれていたことが明らかとなった。オンラインでの願書受付で、数百名の学生が「8歳の時に、タバコの火でパジャマに穴を開けてしまった」エピソードを書いていたという。
このフレーズは、合格者の願書を紹介するウェブサイト上に掲載されていたもの。自己紹介文の見本として書かれており、子供の頃に化学実験用品一式と出会ったエピソードへと続く。
また、医学部では入学希望者370名の願書が「人体がどのように動くかについて探究したい」という一文から始まり、175名が「高齢で体が不自由なおじいちゃん」のエピソードを書いていたという。
英国大学の事務手続き機関UCAS(Universities and Colleges Admissions Service)が水曜日に発表したところでは、提出された入学願書に書かれていた自己紹介文の5%がウェブサイトからの丸写しであることが判明した。
しかし全文盗作で合格となった学生は1%にも満たないことも明らかとなっている。「小さな問題ですが、解決策を考えているところです」とUCAS関係者は話している。
おいおい医学部大丈夫か。
日本の医学部面接で典型的なのが「1.親が医者で小さい頃から患者さんを治す姿を見てきて尊敬している系」「2.おじいちゃんおばあちゃんの病気エピソード系」「3.小さいころ病気になって小児科で云々」の3パターンですかね。
たとえ学校が偏差値教育主義で、偏差値ゲームのゴールとして医学部に行く人でも、この3つのうちのどれかを挙げる傾向にあります。でも日本の医学部の面接はどちらかというとその人の思考力とかを見てるんで、どう答えてもいいと思うんですけどね。その意見に一貫性があれば、フム成る程と認められると思います。
まぁもし何もなかったとしても、「医学という学問に対する知的好奇心」について熱弁を振るえば大丈夫ではないでしょうか。それすらない、というのでしたら別の進路に進んだほうが懸命だと思います。
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