米ワシントン州の病院で2009〜11年に、尊厳死を求める末期がんの患者40人が自分の意志で致死量の薬の処方を受け、うち24人が薬で死亡したとの報告が、11日付の米医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに掲載された。
ワシントン州では09年に、オレゴン州に次ぎ米国で2番目となる尊厳死法が施行された。
是非をめぐっては専門家の間でも議論があるが、報告した米フレッド・ハッチンソンがん研究センターのチームは「患者に選択肢を与えるものだ。家族にも好意的に受け入れられている」としている。
倫理としての問題はあっても、今苦しんでいる患者に今出来る最良のことをしてあげられたというところを評価したいと思います。いつだって苦しんでいる当人にしか分からないことがある。