岐阜県生活衛生課は8日、同県下呂市湯之島の旅館「湯之島館」(岩田健一社長)に3日に宿泊した20グループ72人のうち、長崎県や滋賀県、千葉県などの9グループ19人が下痢や発熱などの症状を訴えたと発表した。10人が医療機関を受診したが、いずれも快方に向かっているという。同県飛騨保健所下呂センターは、同旅館を8日から5日間の営業停止処分にした。
同課によると、旅館が3日の夕食に出したマグロの刺し身やタイの煮物などが原因とみられる。有症者や調理関係者からノロウイルスが検出された。
同館は1931年創業の下呂温泉の老舗。
同県ではこの日、高山市本母町の旅館「飛騨亭花扇」で3日に食事をした愛知、三重など11府県の14グループ、45人もノロウイルスによる食中毒症状を訴えたことがわかった。いずれも症状は軽いという。
ブームに関係なく、ガンガンにかかってますね…。旅館などの大きな食事処は、生ものの管理が大変でしょうけれど、できるだけ徹底してもらいたいものです。信用問題ですからね。
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