老若男女を問わず、口の中の健康は気がかりで、マウスウォッシュなどのオーラルケア市場は今後も拡大傾向にある…。マーケティングリサーチ最大手、インテージ(東京都千代田区)が首都圏在住の消費者を対象に実施したオーラルケアに関するアンケート(有効回答482人)でこんな結果が明らかになった。
それによると、口の中の健康で最も気になるところ(複数回答)は、「歯垢・歯石」(81・1%)がトップで、「虫歯」(74・9%)、「美白」(65・4%)などが続き、口臭に関しては「自分」(71・1%)より「他人」(85・0%)の口臭のほうが気になるという結果が出た。
とくに、20代の女性は他の世代に比べて口の中の健康に敏感なようで、9割の20代女性が歯の美白を気にしていると回答、口全体の美意識が高い。
こうした意識はオーラルケア商品の消費行動にも変化をもたらしており、4年前と比較すると、歯ブラシや歯磨き粉といった主要商品に代わり、最近ではマウスウォッシュ、歯間ブラシといった周辺商品が市場を牽引している。
商品を選ぶときどんな機能を重視するか、の問いには、歯磨きの場合は「虫歯予防」(63・1%)、「口臭予防」(49・8%)、「歯周病予防」(44・2%)が多く、マウスウォッシュでは「口臭予防」(41・9%)がトップだった。
今回の調査結果について、同社の茜ヶ久保佳子マーケット・アナリストは、「オーラルケアは歯磨き粉や歯ブラシから、マウスウォッシュなどとの併用が進む。メーカーの多岐にわたる商品開発や歯科医の啓発などと相まって、今後もオーラルケア市場は拡大する」と分析している。
一度歯科医に行って、ちゃんとケアしてもらった上で、適切な食事を行い体質改善をする。それで口臭の大部分は防げると思います。
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