自然科学研究機構・基礎生物学研究所(愛知県岡崎市)と新潟大大学院の研究グループが、遺伝子を操作して人工的にメダカのメスをオスに性転換させ、その精子を使って子メダカを誕生させる実験に成功した。
世界初の成果で、米国科学アカデミー紀要電子版に20日掲載された。
同研究所の長浜嘉孝教授と新潟大大学院の酒泉満教授らは、メダカの性決定遺伝子を2002年に発見している。今回、オスの性決定遺伝子をメスになるはずの受精卵に入れたところ、孵化した58匹のうち13匹に精巣ができた。うち8匹は受精可能な精巣で、受精させると、多くの子メダカが誕生した。
性決定遺伝子は、人間とマウスでも見つかっている。メダカの性決定遺伝子の構造や働きを詳しく調べることが、哺乳類の性決定の仕組みの研究にも役立つという。
生殖領域はどんどん解明されていきますね。性決定遺伝子をいじれば性別までも思いどおりに「変更」できるそうで、できんことは何もないって感じすらします。人間でやるとまた話は違ってくると思いますが。
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