厚生労働省の検討会は2日、医療広告の規制を大幅に緩和する医療広告指針をまとめた。
これまで医療機関の名前や診療科などの限られた内容以外の広告は原則として禁止されていたが、今後は、医療サービスの内容や診療方針を詳しく紹介できるようになる。指針は4月から施行される。
医療機関が行っている治療内容も、これまでは乳がんの手術であれば、「乳腺悪性腫瘍手術」などの正式名称しか示せなかった。今後は「乳がんでは、乳房温存手術を優先的に検討しています」など、わかりやすい言葉で治療方針を説明できるようになる。また、最新の診療技術を導入していることの説明や、診療科ごとの平均的な待ち時間の表示なども可能になる。
良くなるんだか悪くなるんだか分かりませんね。正直その病院ごとの売りを明示できるのはいいと思うんですけれど、間違った情報や、あまり重要ではない情報をさも大事かのように表現することも可能になるわけですよね。まあ医療従事者は全て良識あると思いたいですが。
今の段階ですら、「名病院ランキング」とかを重要視している人も多いでしょう。でもああいうのはお金さえ払えば順位が上がるものですし、載っていない病院が劣っているというわけではありません。主治医の出身大学なんかも世間の偏見は酷いものですよね。あくまでああいった情報は参考程度にしたほうがいいかと。
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