重い病気の子どもの願いをかなえる非営利のボランティア団体「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」(東京都千代田区)が1000人目の「夢」を実現させた。
1000人目は、急性リンパ性白血病で、昨年12月に骨髄移植を受けた東京都昭島市の高校生、守本良平君(16)。先月3日、あこがれのプロのマジシャン、前田知洋さんからマジックを習いたいという夢をかなえ、都内の病院でカードマジックなどの手ほどきを受けた。
同団体は、米国やカナダ、オーストラリアなど30か国で活動するボランティア団体の日本支部で、1992年に発足。3歳から18歳未満(申し込み時点)で命にかかわる大病を持つ子どもに、生きる力や勇気を持ってもらおうと、「夢」の仲立ち役を務めている。運営費のほとんどは寄付でまかなわれる。
これまでに同団体がかなえてきた夢は、「ウルトラマングレートと一緒に闘いたい」(ウェルドニッヒ・ホフマン病の5歳男子)、「自分の絵本を出したい」(急性リンパ性白血病の12歳女子)、「米航空宇宙局(NASA)へ行きたい」(筋ジストロフィーの18歳男子)、「イルカに会いたい」(急性骨髄性白血病の8歳女子)など。
事務局長の大野寿子さんは、「1000人目にこぎつけられた原動力は、子どもたち自身の力」と話している。同団体への問い合わせは、(電)03・3221・8388へ。
私がメイク・ア・ウィッシュ・オブ・ジャパンの活動を知ったのも、記事中にある「ウルトラマングレートと一緒に闘いたい」の夢を叶える特番か何かを見たのが最初だと思います(うろ覚えですが)
現代の医学ではどうしようもない難病を抱えつつも、生きることの大切さを誰よりも知っている死と隣り合わせな子どもたち。彼らに我々が出来ることは、望みを叶えてあげることぐらいです。
1個人では難しい「望み」を、大勢のボランティアで叶える、それがメイクアウィッシュオブジャパンです。今こうして「運良く」生きている私たちがボランティアとして出来ることは何でしょう。デスクワーク、イベント、広報、情報提供、資金提供、何でもあります。もし興味をもたれた方がいましたら、是非一度サイトを御覧になって下さい。この活動のはじまりは何だったのか。どのようにして具体的に夢をかなえているのかなど、全てお分かりいただけると思います。
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