2007年03月03日

優秀な盲導犬をつくるため、精巣や卵巣を凍結保存する。

優秀な盲導犬増やすため、遺伝子解析 精巣などの保存も

 帯広畜産大の鈴木宏志教授(家畜生命科学)らのチームは4月から、犬の性格にかかわる遺伝子を解析し、盲導犬に適した犬の遺伝子情報などをデータベース化すると同時に、精巣や卵巣の組織を凍結保存する世界初の「バイオバンク」を始める。盲導犬候補の犬は訓練前に去勢されるため、優秀な盲導犬だと分かった時には子どもをつくることができない。そこで将来的には保存しておいた精子や卵子を使って繁殖させ、盲導犬不足の解消を目指したいという。さいたま市で開催中の日本獣医師会学会年次大会で23日、発表された。

 日本盲導犬協会によると06年3月現在、国内で働いている盲導犬は952匹。一方、日本財団の98年の調査では、盲導犬を求める人は将来的な希望も含めると約7800人いて、「現在も大幅に不足している」(同協会)。繁殖用の犬は全国に145匹で、年間の育成数は130匹前後だという。

 盲導犬候補の雄は生後半年ごろ去勢、雌は8〜11カ月ごろ不妊手術をする。1歳を過ぎたころ適性評価を受け、訓練が始まる。合格して実際に盲導犬になれる犬は、3〜4割に過ぎないという。

 鈴木教授のチームは、独立行政法人の理化学研究所と共同で、盲導犬の訓練を受けた「ラブラドルレトリーバー」約200匹の遺伝子を解析。性格を左右すると思われる五つのSNP(DNA配列のわずかな個体差)の型と、盲導犬合格率との間に密接な関連があることを発見した。

 例えば、この五つのSNPをすべて持っている犬は合格率が82%だったのに対し、いずれか一つしか持っていない犬の合格率は6〜7割、一つも持っていない犬は20%だった。一般に盲導犬には、人なつっこく集中力がある、ほえないなどの性格が向いているとされる。

 鈴木教授らのチームは、盲導犬を繁殖・育成している全国9団体などに協力を依頼し、犬の遺伝子を解析。「優秀な遺伝子」を持つ犬の情報をデータベース化する。そのうえで精巣や卵巣を保存し、団体から希望があれば、精子や卵子を提供していきたい考えだ。

 同チームはこれまでに、凍結保存精子を雌の犬に人工授精し、出産させることに成功。現在は、凍結卵巣組織を別の雌犬に移植し、子犬が生まれるかどうかを経過観察しているという。



 盲導犬数も、腎臓と同様、求める人が多いのに絶対数が少ないという状況ですからね。できるだけローコストで確実かつ優秀な盲導犬をつくりたいと思うのは当然です。

 腎臓移植と違う点は、お金と人員さえあればもっと多くの盲導犬を育成できるということでしょうか。寄付に関してはこちら

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posted by さじ at 05:11 | Comment(1) | TrackBack(0) | 生殖
この記事へのコメント
人の知恵が財産誘導させる産む財産は知識人と知恵をどこに融合するかにより解決の扉が開かれ本当に必要な人に届く事を最大の目的に努力をしている事を理解致しました犬は利口で素直に忠誠心有ります愛しい犬の為にファイトウィンク盲導犬沢山育って欲しい
Posted by みか at 2010年05月27日 22:38
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