金沢大医学部付属病院(金沢市宝町)は、看護師を目指す学生や再就職を目指す人たちにさまざまな疑問を若い看護師と相談してもらうフロア「ナースのたまご・ひよこサロン」を、今月二十八日に同病院西病棟一階に開設する。看護師不足に悩む同病院は「看護の仕事をもっと身近に感じてもらえたら」とサロンに期待している。
サロンは、広さ二十三平方メートル。テーブル、いす、本棚、図書、雑誌をはじめ、テレビモニターやビデオ、DVDなど視聴覚設備、気軽にくつろげるようにコーヒーポットを置く。平日の正午−午後二時までの間、働き始めて二、三年の若い看護師を交代で常駐させ、看護師を目指す学生らと気軽に語り合う場を設ける。
同病院は現在、患者約七百五十人がおり、看護補助、パートも含めた看護師は五百五十人程度いる。しかし、看護師の休日や八時間勤務のシフトを考慮すると、病院内に常時働く看護師と患者の割合は「十対一」となる。これは全国平均とほぼ同じ水準にあるが、同病院では二〇〇八年春までに「七対一」にすることを目指している。そのためには、看護師が百人程度不足しているという。
県内では、看護師不足は一般病院より大学病院が顕著といわれ、同病院では「特に大学病院は医療技術が高度と思われ、逆に二の足を踏む人が多いのでは」とみている。小藤幹恵看護部長は「大学病院で働きたい人ばかりでなく、看護師の仕事に興味のある人はだれでもサロンに立ち寄り、勤務状況などなんでも質問してください」と話している。
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何で看護師になったのか、または入学時に動機がなかった人はどういった看護師になりたいのか、など、考えることが必要になってくるでしょうね。ただ何となく看護師になったとしても、それは苦痛ではないでしょうか。やりがいを見つけることが大事だと思いますし、そのためには実際に働いている人の意見を聞くのが一番です。人とコミュニケートすることを恐れずにどんどんサロンに行ってもらいたいですね。
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