2007年02月27日

社長も主婦も受験生も宇宙飛行士もなる「燃え尽き症候群」とは

恋敵に逆噴射…あの宇宙飛行士は燃え尽き症候群!?

 先ごろ世界中に驚きを与えた、NASAの女性宇宙飛行士による恋敵襲撃事件。被害女性を追い回し、誘拐・殺人未遂で逮捕されるという宇宙を巻き込む大珍事は「現役宇宙飛行士初の犯罪」(米紙)だ。なぜ、厳しい選考、訓練を経て選ばれた「英雄」が、前代未聞の暴挙に出たのか。犯行に駆り立てたものはいったい何か。

 「宇宙から帰還した飛行士は長年の目標を失ったことで、一種の『燃え尽き症候群』のようになるケースがある」と宇宙飛行士の心理を研究する精神医学者の見解を載せたのはニューヨーク・タイムズ紙。確かに犯行は昨年7月、NASAの宇宙飛行士、リサ・ノワク被告(43)がスペースシャトルに初搭乗後のことであった。

 それでは「燃え尽き症候群(バーンアウト)」とは、どんな精神疾患なのか。「鬱病の一種と考えていい」と話すのは、森大輔医師(風メンタルクリニック本郷院長)だ。

 「極度のストレスがかかるハードな職種で、まじめで勤勉な人ほどなりやすい。仕事など一つのことに没頭していた人が何かをキッカケに、突然燃え尽きたように意欲を無くしてしまうのです

 発症の主なキッカケとしては、大仕事や目標が達成したとき、または成し遂げられなかったとき。立場的には会社社長、子育てを生きがいとする主婦、受験生などがかかりやすい。献身的に尽くした結果、報われない時などにも陥りやすく、青森県のある病院では看護師の半数近くが燃え尽き症候群に分類された、という調査報告もある。

 「5歳のときに見た(アポロ11号の)月面着陸に感動」して宇宙を目指したというノワク被告。子供のころからの夢が実現したことが、言われているように今回の犯行の引き金になったのだろうか。だが、森医師はこれには否定的だ。

 「彼女が『燃え尽き症候群』だったとすれば、今回のような大胆な行動には出ていないと思う。基本的に鬱症状に近くなるので、無気力で感情はふさぎがちになる。彼女の場合は“恋人奪還”という新たな大きな目標に向かって、感情はむしろエスカレートしていますからね」

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 ポコンと抜けて、何もかもがどうでもよくなってしまうのでしょう。例えば私が、現実も多忙になりこのブログを運営するのが苦しくなってきた、しかしそれでも頑張って続けようとして…ある日、ポコンと、ね。いやいや、ブロガーの燃え尽き症候群、増えているようですよ

 燃え尽き症候群のリスクとしては

1.職場での心理・対人的ストレス
2.仕事にかかわる知識・技術・行動力の欠如、職場での無力体験
3.過大もしくは過少期待

 だそうで。人生マッタリ生きることがコツなんでしょうな。まぁ私の場合、このブログは楽しみながらやっているんで、おそらく燃え尽きることはないでしょう。改めまして、これからもどうぞ宜しくお願いします。笑

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posted by さじ at 12:12 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神
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