厚生労働省と和歌山県は26日、40代の女性が花粉症対策用の健康食品を飲んだ後、全身にアレルギー反応が起こり、一時意識不明になったと発表した。
食品は「健森」(山形市)が製造、販売している「パピラ」。同省などは「インターネットなどで花粉症に効くとうたって宣伝しており、薬事法違反の疑いがある」として調査を開始。通報を受けた山形県は24日、食品衛生法に基づき同社を立ち入り調査した。厚労省などは「この健康食品が原因と断定されてはいないが、予防的観点から公表した」としている。
厚労省などによると、パピラは、スギの若い雄花の芽を加工、カプセルに詰めたものという。
女性は23日夜、パピラ1錠を飲用した後、友人とテニスをしていたところ、全身にじんましんができて息苦しくなったため医療機関で受診。診療中、気管が閉塞し、一時意識不明になった。女性は花粉症の既往歴があり、「スギ花粉の抗原を摂取したことによるアレルギー反応」と診断された。25日午後、意識を回復し、快方に向かっているという。
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なるほど。スギ花粉ににた成分を加工して内服することで、花粉に対する抗原抗体反応をなくそうというものですか…しかし抗原として体が認識してしまい、アレルギー反応がおこってしまった、と…。
そりゃそうだろう。そもそもそのスギ若芽とやらが身体にとって無害かどうかなんてわからんわけだし、実際こうして「アレルギー反応」が起こっているわけですからね。言ってしまえば花粉と何ら変わらないのではないですか。幸いにも意識は回復したようですけれど、下手したら命に関わりますからね。
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