2007年02月25日

牛の病気の原因「気腫疽菌」に、世界で初めて日本人が感染

牛の「気腫疽菌」人に感染し死亡

 千葉県の船橋市立医療センターは22日、同県内の50歳代の男性が、主に牛の病気の原因とされる「気腫疽菌(きしゅそきん)」に感染し、死亡したことを明らかにした。

 気腫疽菌は破傷風菌の仲間で、通常は土の中などに存在する。人への感染が報告されたのは世界初という。

 同センターによると、気腫疽菌は、傷口などから動物の体内に入り、筋肉が壊死する「気腫疽」を発症させる。若い牛や羊に発症例が多く、致死率は非常に高いとされる。

 死亡した男性は2006年2月、高熱と胸の打撲傷で、同センターに搬送された。男性は搬送時、既に心肺停止状態で、すぐに死亡。のどの炎症を起こし、体全体が膨れ上がり、特に肺の膨張が著しかったため、男性の肺の組織を調べると、気腫疽菌が検出され、肺の筋肉が壊死していた。

 同センターは、「気腫疽菌は人には感染しないというのがこれまでの『常識』だった。くわしい感染経路を調べることが今後の課題」としている。

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 菌ですし、感染しても不思議じゃありませんね。この菌による危険度の変化は特にないようです。

関連:医学処 パルトネラ菌による「ネコひっかき病」が増加の兆し。
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posted by さじ at 23:47 | Comment(0) | TrackBack(0) | 感染
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