2007年02月25日

子供たちに笑顔を。臨床道化師(クリニクラウン)募集中。

臨床道化師になろう

 病気や障害で入院を余儀なくされている子どもたちを定期的に訪問し、一緒に遊んで心を癒やす「クリニクラウン(臨床道化師)」を選ぶ公開オーディションが、来月3日に東京で開かれる。

 大阪を拠点に一昨年から活動しているNPO法人「日本クリニクラウン協会」が、関東の病院からの派遣要請も増えてきたことを受け、大阪以外で初めて募ることにした。同協会では「子どもの笑顔を引き出す、やりがいのある活動」と大勢の参加を呼びかけている。

 クリニクラウンは、クリニック(病院)とクラウン(道化師)を合わせた造語。オランダでは1992年にクリニクラウンオランダ財団が設立され、同財団に雇われたクリニクラウンが定期的に小児医療施設に派遣されているという。

 日本では、大学卒業直後から専業の道化師として活動してきた塚原成幸さん(39)らが、2005年、大阪のオランダ総領事館などの協力を得て協会を設立。これまで4回、大阪でオーディションを行い、会社員やダンサー、幼児教育の現場で働く人など10人が、仕事と並行して活動している。

 活動は、近畿大医学部付属病院など3病院をそれぞれ週1回訪れるなど、関西地方の病院の訪問が中心だが、昨年からは日大医学部付属板橋病院、東京慈恵会医科大付属病院の2病院にも月2回ずつ訪問を開始。日大板橋病院の陳基明・小児科病棟医長(52)は、「ずっとベッドから出てこなかった子が、訪問を受けるうちに、クラウンの後をついて病院内を歩くまでになった」と、子どもたちが積極的に人とコミュニケーションをとろうとするようになってきたことを喜ぶ。

 認知度が高まるにつれて同協会への問い合わせも増え、今では、ほかに関東の複数の病院から定期派遣の要請を受けているという。

 オーディションは来月3日午前10時から、東京・文京区勤労福祉会館で、即興の表現力などを試す。合格者は、週1回程度のトレーニングと臨床研修を受ける。問い合わせは同協会(06・6575・5592、土曜除く)へ。

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 クリニクラウンとはなじみの薄い言葉ではあると思いますが、十年ほど前の映画「パッチアダムス」を御覧になった方は結構いるのではないでしょうか。自分が道化師となることで子供たちを笑わせ、笑いによって免疫系統を高めたりと効果を挙げているわけです。

 余談ですけど私は小さいころからピエロが凄く怖い存在に思えて仕方なかったんですよね。日本ではピエロじゃなくてもいいんだろうかと思って調べてみましたら、別にピエロのようなメイクは必要ないみたいですね。むしろNHKの子供番組にいるような、親しみやすいファンシーな格好で。

 この「笑わせる」スキルは、本来ならば医療関係者に求められるものだと思いますが、まぁ難しいところです。信頼感をもつ医師と、親しみと笑顔を与えるクリニクラウン。二人で一つの「小児医療」かもしれません。

 かなりやりがいのある仕事だと思いますし、子供たちの救いとなることも事実です。興味のある方は是非。

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posted by さじ at 23:31 | Comment(7) | TrackBack(0) | 小児
この記事へのコメント
 新聞の記事を拝見させて頂き、勤務先の医師である院長から「貴方にぴったりじゃないか」といわれ少し調べさせていただきました。
 大阪出身の看護師の自分が、現在長野県の医院で勤務していて日々感じているのが”医療とは人を元気にする事”です。
 小さい頃からいろいろな苦難も経験し、今自分が生きているのは看護の仕事があったから・・・。
 長野ではなかなか受け入れてもらえない”笑い”を院長は何よりも理解してくれ、今では患者さんに一番大切な治療法だと言ってくれますが
クリニクラウンの記事も、びっくりマークをつけて私に資料をくれました。
 今は高校の福祉科での講師を含め子供たちに夢を持たせる事を実践していますが、ホームは医療現場です。
 自分にはマジックや大道芸などの芸はないですがとにかく面白い!!と自負。
 幼いころからピエロが大好きで「自分に似ている」と感じ・・・医療現場でのピエロを貫いてきましたが、クリニクラウンの活動に何か参加できるでしょうか?
Posted by ヤナギサワ ヒロミ at 2007年03月11日 15:07
素晴らしいじゃないですか。コメントを読んで、まさに適性アリと感じます。
活動に関しては寄付や事務などもあるようですが、やはりここはクリニクラウンになって医療現場に赴いてもらいたいと思います。丁度、3月上旬にクリニクラウンオーディションがあったようですが、第六回のオーディションも行うと思いますし、是非一度問い合わせてみてはいかがでしょうか?実際に足を運ばれてもいいと思いますし、電話でも構わないと思います。

こちらからどうぞ。
http://www.cliniclowns.jp/05_office_access.html

頑張って下さいね。応援しています。
Posted by さじ at 2007年03月11日 16:11
 さじさん 有難うございます。
コメントをいただけるとは思いもせず・・・。
ていうか、半分あきらめモードでした。
 そうですか・・・。何かできるのかも・・・。
クリニクラウン・・・なりたいな。
 ふとした表情や言葉で自分以外の”人”を笑わせられた時に幸せを感じる。
 行動してみようかと思います。
Posted by ヤナギサワ ヒロミ at 2007年03月28日 20:51
そうですよ、何かできると思いますよ。
クリニクラウンになりたいと強く想っている人こそ、実際に医療現場に出たときに、人々から笑顔を引き出すことができると思います。ぜひ一歩前に進んでみてください。
Posted by さじ at 2007年04月01日 23:54
感激意外のなにものでもありません。病気の子供だけでなく、その看護でおかしくなりそうな親まで救うのですから。私も笑いの効果にとても興味あります。年配の方たちに落語を聞かせたら、とても元気になったり。笑いは凄い力を持っています
Posted by 四匹のコブタの母 at 2008年07月08日 22:56
ホスピタルクラウンになりたい!!地元であったクラウンのワークショップに参加したり、地元の大道芸人を参考に見に行ったり…。お手玉三つは出来ないし…。夢は夢で終わるのかなぁ〜。これから独学になりますので大道芸を教えてくれるDVDソフトはないですか?パッチアダムスになりたいです
Posted by てけてけ at 2008年08月18日 21:57
行動する良心によって小児医療の現場に生かされる、困難を越えるに個別性と普遍性に及び重要な側面が写し出せる
笑い話に繋がって行く友人とは、いつでも話したい学生時代は三枚目のキャラクターで人をよく笑わせていた。日常生活に並んだ形で再編しております
Posted by みか at 2010年12月19日 10:12
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