2007年02月22日

脳出血の手術に内視鏡を用いて重い後遺症が残ったとして書類送検

執刀医ら数人、23日書類送検へ=脳血管センター医療事故−業過傷害で神奈川県警

 横浜市立脳血管医療センター(同市磯子区)で、脳出血を起こした横浜市の50代女性が手術を受け、重い後遺症が残ったとして、神奈川県警捜査1課と磯子署は22日、業務上過失傷害容疑で、当時の執刀医ら数人を23日にも書類送検する方針を固めた。

 調べによると、女性は2003年7月、脳出血で入院。執刀医らは経験がないのに脳内の血腫を取り除く内視鏡手術をして女性の容体が悪化した。執刀医らは再び開頭手術したが、女性に手足が動かないなど重い障害を負わせた疑いが持たれている。

 内視鏡手術は高度な技術と経験が必要とされる。

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 脳出血を取り除く手術を開頭で行ったとしても、麻痺が残ることはあると思うんですけど、ううーん。実際に内視鏡によるミスだったのかどうか書いてないので判断できませんが、もしそうでないのだとしたら、脳外科はピンチですね。麻痺が残れば訴訟、みたいな流れになったりするかもしれません。まぁ訴訟というのはインフォームドコンセント次第だとは思うんですが。

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posted by さじ at 16:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 脳神
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