目の前で突然、人が倒れたら-。横浜市立朝比奈小学校(金沢区東朝比奈二丁目)の五年生が二十一日、授業で自動対外式除細動器(AED)を使った人命救助の実習に挑戦した。市立大学の医、看護学部生らが協力した。
救助法を学ぶ学生約二十人の手ほどきを受けながら、五年生八十一人が呼吸の確認やAEDの取り付け、救急隊員が来るまでの救助の流れを確認。学生は「電気ショックを与えるときは患者の体に触れないで」とアドバイスすると、児童は手を離して、恐る恐る電気を流すスイッチを押していた。
参加した名倉大貴君(11)は「AEDを使うのは初めてだけど、機械から流れる音声通りにやったら簡単に使えた」と興奮気味に話した。
実習前には、市大付属病院の佐藤奈々子看護師の講演もあり、患者の緊張をほぐすために小児科の診察室の壁にイルカの絵が描いてあることなどを紹介し「怖い、痛いという病院のイメージを和らげる工夫をしている」と話した。
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ナイスな横浜市立大学医学部!こうやって本当に医学のことに興味を持ってくれた子が、医者になってもらいたいものです。人命救助のためにも、いい試みだったと思います。
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