熊本市の慈恵病院(蓮田太二理事長)が、育児が困難な親から新生児を預かる「赤ちゃんポスト」の設置を市に申請していた問題で、幸山政史市長は設置を許可する方針を固めた。22日に改めて厚生労働省と法律上の問題点などを協議したうえで最終判断する。設置を認めれば全国初のケースとなる。
熊本市は昨年12月、慈恵病院からの申請を受け、関係課で協議。刑法の保護責任者遺棄罪や児童福祉法などの規定に触れないか国とも意見交換した。幸山市長は「確かに命が救われる可能性がある」と人道面を重視。一方で「設置に伴って捨て子が増えないよう法整備をする必要がないか確認したい」とも話し、国と最終調整する考えを示した。
赤ちゃんポストは病院の壁に設置された扉を開け、室内に置かれたベッドに匿名で新生児を預ける仕組み。職員が24時間態勢で待機し、すぐに赤ちゃんを保護する。
「育児放棄を助長する」との懸念の声もあるが、ドイツなどでは広く導入されている。病院側は「赤ちゃんの命を救い、母親が犯罪者となることも防げる。預かるのが目的でなく、ポストに手紙を置き相談や養子縁組につなげるのが狙い」と話している。
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医学処 親が養育できないとした新生児を受け入れる「赤ちゃんポスト」
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医学処 赤ちゃんポスト設置申請が難航しており、慈恵病院が会見を開く
そして、今回の会見。幸山政史市長はGOOD JOBです。正直、難しいかなぁと思っていました。ところが、許可が下りたわけですよ。日本の市長がこれだけ前衛的なことを許可したということは、ある意味凄いことなんじゃないかと。熊本市、やりますね。そしておめでとう慈恵病院。赤ちゃんポスト設置と、設置後の実施に向けて、頑張って下さい!
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