神奈川県相模原市相模湖町の知的障害者施設「県立津久井やまゆり園」で2004年、入所女性(当時56歳)に誤って高濃度の「にがり原液」を飲ませて死亡させたとして、津久井署は20日、当時の女性県職員(30)を業務上過失致死の疑いで横浜地検に書類送検した。
調べによると、職員は04年3月26日、同施設で便秘解消のため、女性に「にがり希釈液」200ミリ・リットルを飲ませる際、誤ってほぼ同量の原液を飲ませ、高マグネシウム血症が原因の低酸素脳症で約1か月後に死亡させた疑い。職員は冷蔵庫にあった原液を間違えて飲ませたという。
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普通、腎機能障害などで高マグネシウム血症になるものですが…経口摂取で…。以下、wikipediaより引用。
にがり(苦汁、滷汁)とは、海水からとれる食品添加物。海水から塩を作る際にできる余剰なミネラル分を多く含む粉末または液体。主に豆腐の伝統的製法において、豆乳を固める凝固剤として使用される。また料理のアク取りにも使われる。
海水に含まれている塩類は、塩化ナトリウムが多数を占める。海水から食塩を生成する場合、塩化ナトリウムが結晶化し、これを取り除いた後に残った物が苦汁である。成分は、塩化マグネシウムや塩化カルシウムなどである。ほかにカリウム・鉄などのミネラルを含む。味は文字通り苦い。
2004年あたりから、日本では、にがりはダイエット食品として話題になってきているが、科学的根拠は明確でなく下痢やミネラルの吸収阻害などの悪影響が出る場合があり、過剰摂取は大変危険である。