牛乳とビールの愛好家に朗報だ。日本最大の酪農地帯である北海道で、ある酒屋が牛乳があり余っていることを嘆くのをやめて、牛乳から発泡酒を醸造し始めたのだ。
酒屋「なかはら」の中原千歳社長は「牛乳が余っていると聞いて、このアイデアを思いつきました」と語った。
日本酪農乳業協会によると、日本における牛乳消費量は年々減少しており、北海道では昨年3月に生産過剰を受けて約900トンが廃棄されたという。
なかはらの新しい発泡酒の名前は「ビルク」。ミルクとビールの合成語だ。ビルクの原料の30%が牛乳で、ホップを含み、醸造プロセスは通常のビールとあまり変わらないという。
かすかに牛乳の香りがするが、味は通常のビールとよく似ている。なかはらは約6カ月間、地元ビール醸造メーカーと開発をおこない、2月1日から、各店舗で販売を始めた。
現在は6店舗が通信販売を行っているだけだが、マスコミの注目を集めたことで品切れ状態になっている。
しかし心配するなかれ。なかはらは、もう一つの北海道の主要産物からビールを醸造している。ジャガイモだ。
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案外美味しそう。牛乳焼酎というものは存在していますが、「雑巾で拭いた牛乳の匂い」と誰かに止められたため飲んでいません。北海道産の「チョコレートビール」は、ビターなビールって感じで美味しかったです。ビルクにも春は来るのか。愛乳家としては気になるところです。
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