緩和ケアの専門医らで作る非営利団体「ジャパン・パートナーズ・アゲンスト・ペイン(JPAP)」は、がん患者やその家族が抱える痛みの相談を受け付ける「痛みの相談室」をホームページに開設した。ホームページ上に相談を書き込み、同団体に所属する12人の専門医が交代で毎月2回、回答する。相談は回答と合わせだれでも閲覧できるようにしている。ただし、相談者の名前などの個人情報は伏せる。
JPAPによると、「がん患者が医師などに遠慮して痛みを正確に伝えなかったり、医師側が治療を優先して、患者の痛みを軽視してしまうことがある」という。
JPAPは「痛みの相談室」とともに、「痛みのチェックシート」もホームページに掲載。シートを印刷し、必要事項を書き込んで医師などに見せれば、具体的に痛みを伝達できる。
ホームページのアドレスは、こちら
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私もなんですが、自分の感じている痛みを医師に伝える時に、少し弱めに言ってしまう人っていますよね。医師としては全て正しく伝えてほしい、というのはあるんですけれど、なんか申し訳なくて、大丈夫ですとガマンしてしまうことはあると思います。日本人は我慢強いなんて他国に言われる所以です。過剰に言うのもよくありませんが、しっかりと、自分の症状は伝えたいものです。
そんな人たちに朗報なのが、匿名で送れるらしいこちらのサイト。文字で打てばいいから正直にすべてかけると思います。うまく医者とコミュニケートできず、痛みで苦しんでいる方、一度御覧になってみてはいかがでしょう。
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