金沢市の医療福祉施設「石川整肢学園」で平成13年、足首の手術を受けた男児=当時(4)=を麻酔から覚ます際、適切な処置を怠り死亡させたとして、業務上過失致死罪に問われた金沢大名誉教授の麻酔科医、村上誠一被告(80)の判決公判で、金沢地裁の堀内満裁判長は7日、禁固1年8月、執行猶予3年(求刑禁固2年)を言い渡した。
検察側は論告で「注意義務を怠り、男児に十分な酸素を吸入させなかった」と指摘。村上被告は「過失はなく、手術後に搬送された病院の不手際が原因」と無罪を主張していた。判決などによると、村上被告は13年2月20日、石川整肢学園で行われた男児の手術で麻酔を担当。同日午後4時20分ごろ、手術後に麻酔から覚ます際、気管用チューブを誤って食道に挿入したが午後5時20分ごろまでミスに気付かず、気道の確保をしなかったため、同27日、金沢市内の病院で男児を急性呼吸障害で死亡させた。
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村上誠一、、、どこかで聞いたことあるのですが、んー、思い出せません。
にしても、気管支チューブを食道に入れるミスって結構出てきてますね。そろそろ何らかの予防策を講じるべきなのでは
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