2007年02月04日

アメリカで、脳神経疾患の患者が急増している。

米で脳神経疾患急増

 多発性硬化症、パーキンソン病、アルツハイマー病など脳神経疾患が、米国ではこれまで考えられた以上に増えている可能性の高いことが、米国立衛生研究所などの研究で分かった。米神経学会誌に発表した。研究チームは、1990〜2005年までに発表された約500の研究論文を調査した。

 それによると、米国では、視力の低下、歩行障害などが表れる多発性硬化症の発症率は、人口1000人あたり1人で、25年前に比べ倍増した。アルツハイマー病も増加し、65歳以上の高齢者の発症率は6・7%に達している。パーキンソン病も、高齢者100人に1人が発症している。

 増加の原因について、研究チームは、病気の広がりか、診断技術の進歩によるか不明としているが、高齢化の進展が関係していると見ている。

 脳神経疾患の急増は、日本をはじめ先進国に共通の現象。同誌では、同じ研究チームが、日本を含む欧米、アジアの人口大国15か国で、パーキンソン病の患者は2030年までに現在の410万人から870万人に倍増すると予想し、対策の必要性を訴えている。

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 人口の高齢化によるものが一番考えられますが…。ううむ、何ともいえませんね。

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posted by さじ at 01:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 脳神
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