川崎市は1日、玩具販売大手「日本トイザらス」(同市)が販売しているおもちゃから、内臓への毒性や内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)の疑いが指摘されている化学物質フタル酸ジエチルヘキシル(DEHP)を検出したと発表した。
同社は販売した約1万7000個の回収作業を進めている。現時点で被害の報告はないという。同社は「商品を製造している中国の工場でDEHPが混入してしまった可能性もあり、原因を調べている」としている。
DEHPが使われていたのは3歳児以上向けの「JUST LIKE HOME フルーツセット」。果物の形をしたプラスチック製のおもちゃで、全国のトイザらス店と広島県府中町のベビーザらス店の計154店で2005年5月から今年1月末まで販売。商品には「DEHPは使用しておりません」と表示していた。
DEHPは塩化ビニールを軟らかくしたり加工しやすくする添加剤として使われる。国内では食品衛生法で03年8月から、乳幼児が口にするおもちゃなどでの使用が禁止されている。
05年4月に同社が行った自主検査ではDEHPは検出されなかった。
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何でも口に入れてしまう子供向けのおもちゃこそ、細心の注意を払ってもらいたいものです。影響を受けやすい時期に体や心が受ける刺激って、気づかぬうちに大きくなり取り返しがつかなくなります。そういったものから子供を守るのも、親の役目であり義務なのです。
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