宇和島徳洲会病院の万波誠医師らによる病気腎移植問題で、同医師が以前勤務していた市立宇和島病院は18日、同医師が行った病気腎移植について医学的見地から検証するため、外部の医師も交えた専門委員会を開いた。
委員長の野村芳雄大分大名誉教授によると、委員会は、移植した患者やドナーのカルテ、検査成績などを精査。その結果、ネフローゼのドナー3人から6個の腎臓が摘出され、6件の移植手術が行われたが、3件で摘出前のドナー同様に尿たんぱく数値が高い状態が続いていたことが分かり、委員から「問題があるのでは」との指摘が相次いだ。残り3件では数値が改善したという。
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半数で改善したのですから、「対症療法的だが効果はある」と捉えたほうがよいのでは。まあそりゃ病気腎なんですから、完全に治るってわけにはいかないでしょうけれど、ある程度機能の残っている腎臓を使うのは別に…。ちなみにネフローゼというのは腎臓から普段出ないはずの蛋白が出てしまう病気です。まるで使えないわけではないのですが、蛋白が出てしまった結果色んな弊害が生ずる可能性もあります。
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