北海道釧路市の市立釧路総合病院(川端真院長)で昨年12月、発熱などを訴えて入院した弟子屈町内の女児(3)に対し、処方された量の10倍の解熱剤を誤って調剤し、投与していたことが17日、明らかになった。
病院によると、女児は昨年12月21日に小児科を受診して入院。医師は、解熱剤のアスピリンを1日3回ずつ、4日分処方した。処方せんには1回150ミリ・グラムとあったが、職員の薬剤師(25)が、はじめから10倍に薄められている粉末薬剤と勘違いし、1回1500ミリ・グラムを調剤、計9回にわたり10倍の量が投与された。病院によると、肝機能値は一時、正常値のほぼ2倍となった。今月5日には数値は正常に戻り、女児は退院した。
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命に別状なくてよかったです。しかし…薬による事故はホント怖いですね。うっかりで死んでしまうことも少なくないでしょう。再発防止に注意してもらいたいものです。ありえない量の薬を投与しようとした時に「ミスだ」と分かる工夫ってないものですかね。
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