2007年01月06日

アスベストが原因の中皮腫治療薬「アリムタ」、いよいよ承認

中皮腫向けの薬「アリムタ」承認 厚労省

 医薬品会社の日本イーライリリー(神戸市)は4日、アスベスト(石綿)が原因で引き起こされるがんの一種、悪性胸膜中皮腫向けの薬「ペメトレキセド(商品名アリムタ)」の製造販売が、同日付で厚生労働省から承認されたと発表した。

 悪性胸膜中皮腫は進行が進んでから診断されるために治療が難しく、有効な治療法がなかった。同社によると、治験では、アリムタと抗がん剤のシスプラチンを併用すると、シスプラチンの単独療法に比べ生存期間が約3カ月延びた。薬価基準が決まり次第、発売するという。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 やりましたね。もし日本でアスベストが問題視されなかったらまだまだ承認されなかったでしょう。社会問題になる前に承認してもらいたいものです。いつも厚生労働省は一歩遅い。

関連
医学処 アスベストで引き起こされる中皮腫の新薬、来年販売か
医学処 アスベストによる悪性胸膜中皮腫の薬「アリムタ」を来年承認
広告
posted by さじ at 17:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | 薬理
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。