“義理チョコ”を買って白血病に苦しむイラクの子供たちの支援を――。諏訪中央病院(長野県茅野市)名誉院長の鎌田實さんが代表を務める「日本イラク医療支援ネットワーク」(JIM―NET、事務局・長野県松本市)が、チョコ募金に取り組んでいる。
1口500円を寄付すると、協賛する製菓会社のチョコレート5粒とイラクの子供たちが描いた絵をあしらったカードが送られてくる。1口につき400円が、イラクの子供たちの薬代となる。
イラクでは湾岸戦争後、白血病患者が増えている。2004年に結成された同ネットワークは、これまで約1億4000万円分の薬や医療機材をイラクへ送ってきたが、足りないのが現状だ。さらに関心を高めようと、05年末から「義理チョコ募金」を始め、昨シーズンは5300口の協力があった。
今シーズンは1万口を目標とし、カードには音楽評論家の湯川れい子さんや、女優の東ちづるさんらが「ひとつでも多く笑顔をプレゼントできますように」などの言葉を添えた。ホワイトデー用に、鎌田さんやジャズ奏者の坂田明さん、俳優の吉田栄作さんがメッセージを寄せたカードも用意する。
日本チョコレート・ココア協会によると、バレンタインシーズンの国内のチョコ販売額は推定530億円(05年度)。鎌田さんたちは、その一部でもイラクの子供たちにも届くことを願っている。
振込先は、郵便口座00540・2・94945、日本イラク医療ネット。3口までは送料80円。問い合わせは、ネットワーク事務局((電)0263・46・4218=9日以降、Eメール。
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色々な募金があるのですね。イラクは戦争の後遺症で未だに小児の病気が増えているようです。一歩間違えていれば日本も同じ運命にあっていたわけで、他人事ではありませんね。どの世界でも、子供を犠牲にしてはいけませんわ。
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