2007年01月06日

会社帰りに立ち寄れるコンビニ病院、コラボクリニック新宿

大学生「夢」の診療所設立、会社・学校帰り気軽に受診

 会社や学校帰りに気軽に寄れるコンビニエンスストアのようなクリニックが欲しい――。そんな願いを大学生たちが実現した。

 東京のJR新宿駅前に昨年11月、オープンした「コラボクリニック新宿」の診察時間は午後6時から3時間。リピーターも増加しており、学生たちの発想は利用者の心をつかんだようだ。

 クリニックを考案したのは、東京大学、東京芸術大学などの学生約20人。東大1年の城口洋平さん(19)が受験生時代、かぜを引いても、昼間は学校があって病院に行きにくかった経験から、“コンビニクリニック”を思い描いていたのがきっかけだった。

 これを聞いた高校の先輩で、東大医科学研究所客員助教授の上昌広さん(38)が関心を持ち、上さんの研究室が医療面でのアドバイスや医師の紹介などバックアップを約束。城口さんは賛同したサークルやゼミの仲間とともに、〈1〉利用しやすい時間帯〈2〉通勤・通学に便利な場所〈3〉患者と医師が密接なコミュニケーションを取れる――の3点を目指し、計画をスタートさせた。

 まず診療時間をサラリーマンが寄りやすい平日午後6時〜同9時に設定。昼間は研究や病院勤務をしている医師5人にアルバイトで来てもらい、診療体制を確保した。通常、クリニック開業には2000万〜3000万円かかると言われるが、通勤・通学客の多い新宿駅西口から徒歩1分のビルに格安の事務所を見つけ、医療機器もネットで格安品を買い集めるなどして、150万円に収めた

 医師と患者が話す時間を増やすため、診察室は二つ設けた。2室を医師が行き来し、空いている方で、患者に衣服を脱いでもらうなど診察の準備を整えてもらっている。

 また、ネット上で無料公開されている電子カルテや診療報酬の請求システムを連動して使えるように改良。問診票をビジュアル化し、症状を正確に伝えられるようなデザインを企画した。利用者の男性会社員(38)は、「忙しい時は仕事から抜けられないので、この時間に開いているのは助かる」と話す。

 今年春には医療法人申請する予定で、「ビジネスとして面白い」と評価する企業人の協力も得られ、将来的にはフランチャイズ化を目指す。城口さんは「知識や経験がないからこそ、新しい発想で、自分たちが求める医療を実現して行きたい」と夢を語る。

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 何だか不安要素いっぱいですが、いわゆる「スキマ産業」なのでしょう。確かに今の医療体制では、勤務している人や学生は病院に行きづらいですよね。ニーズは十分だと思います。

 ですが資金150万という点や診療時間3時間、そして空いた時間に医師がバイトで行うことなどからみても、どうもまともな診療所とは思えないのですが、それでも見てもらいたいのでしょうか。おそらく企画側も「1000円で10分の床屋」のようなイメージで薦めているのでしょうが、果たして医療においてそんなことができるのか?という疑問も。

 一番イメージとしてしっくりくるのが、欧米の家庭医制度でしょうか。大病院にかかる前に必ず近くの家庭医を受診しなければならないわけです。そうすることで必然的に大病院側の負担も少なくなります。このコラボクリニック新宿にはそういった意味で大いに活躍の場があります。ただの風邪なら治療する。これは無理だと思ったものは近郊の大病院にまわす。本来診療所や病院はこうあるべきなのです。

 例えば繁華街特有のクリニックとして、夜間のみの病院なんてものを作ってみるのも面白いかもしれません。昼間は普通の病院に任せて、夜専門に開く。そのかわり設備等は一般の病院と何ら変わらぬものを。てか普通にあるでしょうね、おそらく。

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posted by さじ at 13:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | NEWS
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