2012年12月19日

ダウン症出生前検査、何故か35歳以上に限定される。

「体制整った施設に限定を」ダウン症検査で指針案

 胎児がダウン症かどうか高い精度で分かる新たな出生前検査について、日本産科婦人科学会は、「カウンセリングの体制が整った限られた施設にとどめるべき」とする指針案をまとめました。

 新たな検査は、妊婦の血液から胎児のダウン症など染色体の異常が高い精度で分かるもので、アメリカではすでに実施されています。日本産科婦人科学会は15日、この検査に関する指針案を取りまとめました。

 日本産科婦人科学会・小西郁生理事長:「本検査はいまだ国内で承認されておらず、また、我が国独自のデータは存在しないため、その実施は一般臨床のなかで行われるべきではなく、本指針確定後から認定、登録された施設において、臨床研究として慎重に開始されるべき」

 指針案では「検査で染色体異常が分かっても治療にはつながらず、胎児の出生の排除につながりかねない」と懸念を示しています。そのうえで、検査の対象を出産時に満35歳以上の妊婦などに絞り、実施施設についても「カウンセリング体制が整った限られた施設にとどめるべき」とし、第三者機関による認定登録制度の創設を求めました。



 んー。どうなのかなぁ。

 35歳以上に、っていうのは、ダウン症のリスクが高いから?それだと本末転倒のような気がするけど。ダウン症のリスクが少なくてかつ今後の出産能力の見込める35歳未満にこそ適応すべきなのでは?少子化とは逆の方向に進んでる気がする。

 新しい技術なので、ちゃんと認定された機関に絞りましょうってのならよくわかるんだけど、その年齢制限が、障害者団体の圧力によるもんなのかなぁと思ったりします。自分で「分かっても治療に繋がらない」というのなら、何故年齢制限を?
広告
posted by さじ at 04:35 | Comment(0) | 小児
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。