2012年12月19日

冬の野球トレーニングについて、筑波大硬式野球部チームドクターから学ぶ

医科学的、冬の野球練習法を伝授

 野球の医科学的研究成果や応用方法を市民に紹介している公開セミナー「つくば野球研究会」(茨城県)の特別版が25日、舞鶴高であった。同高野球部員が冬場の練習法などについて学んだ。

 同高野球部OB会(梶原孝一会長)が後輩への支援として企画。同部OBで、同セミナーを続ける筑波大硬式野球部チームドクターの馬見塚尚孝さん(医学博士)に協力を依頼。文部科学省からスーパーサイエンスハイスクールの指定を受けている同高で研究を行った縁もあり、快諾を得た。

 馬見塚さんは同高での研究でデータを得た「皮膚温と末梢神経伝導速度の関係」について説明。「皮膚の温度が8度下がると、神経の伝導速度は3分の2ほどに低下し、それだけパフォーマンスが落ちる。冬は夏と同じ感覚で動くと危ないことを意識してほしい」と訴え、練習の合間にストレッチなどで体を温める練習法などを指導した

 この後、29人の部員を投手と野手に分けて実技指導。馬見塚さんは投手陣を対象に、自身が提唱する、投球動作を区切って確認し、正しい投げ方を身に付ける「逆フェーズ法」を伝授。野手は同大野球部の金堀哲也コーチが担当。打撃時の下半身の使い方を中心に、バットに力をうまく伝える方法を指導した。部員は体を冷やさないように心掛けながら、熱心に取り組んでいた。



 表皮の温度が下がると腕や足の神経伝導速度も下がるっちゅーことですね。それすなわち野球の瞬発力にとっては致命的、と。面白い!

 野球というスポーツは根性論がまかり通っていることも多いですからね。水分補給はちょこちょこ行うのが当然、とか、そういう当たり前の医学知識も、指導者側には必須とされる知識でしょう。

 こういう医学を応用したスポーツ医学は最高に面白いですし、特に医者になる人ってのは体育会系が非常に多いので、こういうのを知った医師がスポーツ医学を学ぶと、スポーツ界全体に還元出来るということですね。

 私もスポーツ医学学んで、卓球の日本代表についていきたいなぁ…。
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posted by さじ at 03:02 | Comment(0) | 皮膚
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