2006年12月31日

細菌性髄膜炎予防ワクチン「Hibワクチン」を保険適用に

厚労省、細菌性髄膜炎予防ワクチン承認へ

 乳幼児が死に至ることもある細菌性髄膜炎を予防する「インフルエンザ菌b型(Hib)ワクチン」について、厚生労働省薬事分科会は26日、承認が妥当とする結論をまとめた。

 これを受け、厚生労働省は1月中にも承認する見通し。

 厚労省によると、Hibによる髄膜炎を発症する小児の患者は、国内で年間推計約600人。このうち患者の5%が死亡し、25%に聴覚障害や発達の遅れなどの後遺症が残るという

 Hibワクチンは100か国以上で使われ、米国では導入後、髄膜炎の患者が100分の1に減少した。国内では、患者数が少ないことから、必要性が広まらず、先進国で唯一ワクチンが未承認だった。新薬の承認は、2003年3月に申請されたが、審査が進まず、日本小児科学会は昨年6月、厚労省に早期承認を求める要望書を出していた。

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 死ななくてもいい子供が死んでしまったというのは悲しいものがありますね。いくらマイノリティとはいえ、その薬さえあれば助かったのにという人がいる限り、新薬は承認せねばならないと思います。100カ国遅れての承認。誰も「早い承認だ」とは思わんでしょう。

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posted by さじ at 14:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児
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