心筋こうそくで一時、心肺停止になったが、医師が同乗する特別救急隊「ドクターカー」で処置を受け一命を取りとめた滝川盛夫さん(63)=高槻市天神町2=がこのほど、府三島救命救急センター(同市南芥川町、森田大所長)を無事に退院した。今年10月に同市がドクターカーのフルタイム(365日、24時間)運用を始めて以降、心肺停止患者が社会復帰するのは初めて。滝川さんは「まずは仕事に復帰したい」と喜んだ。
同市では、救命救急士ではできない難易度の高い処置を施したり、患者の容体に応じて迅速・的確に治療を行えるよう、02年、全国で初めてドクターカー事業の試験運用を開始。運用時間を順次拡大し、今年10月5日から全国で4番目となるフルタイム運用を始めた。
滝川さんは今月14日、出勤途中で突然気分が悪くなり、帰宅して休んでいたところ、心筋こうそくで意識を失った。家族が119番通報し、4分後に通常の救急車、さらに4分後にドクターカーが到着し、薬剤投与などの救命処置が行われた。
同市消防本部によると、生死を分けたのは、ドクターカー内などで2度目の電気ショックを迅速に行えたこと。最初の電気ショック後も心拍停止を繰り返していたため、医師の判断で実施した。
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ドクターカーというのは救急車の豪華版です。医師が乗ってる。更に救急車にはない豪華な設備がある。ドクターカーさえあれば何でもできてしまうほどに。でもお値段も相当する。
心筋梗塞ってかなりメジャーな病気だと思うんですけど、その生存率は結構低いんですよね、やっぱり。いくら心肺蘇生法やAEDが普及したといっても、社会に復帰できるかどうかはほとんど運のようなものです。今回は救急車が4分、ドクターカーが更に4分で到着するなど、スピードもありましたからね。助かった分、精一杯生きてほしいと思います。
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