2006年12月30日

うつ病などで県が医療費を全額負担している人が過去最多に

ストレス社会反映 「気分障害」で公費治療、過去最多

 うつ病、そううつ病の「気分障害」で精神科や心療内科に通院している人のうち、県が医療費を全額負担している人の数は、2006年(3月末時点)に4424人となり、05年より910人増えて過去最多となったことが分かった。県内の専門家は「心療内科を扱う医療機関の増加で内科、外科の通院者が専門科に通いやすくなったのでは」と分析する。その一方、通院者が増え続けていることには強い危機感を示しており、うつ病の誘因となるストレス対策や職場や家庭でのうつ病予防策が急務と訴えている。 県障害

 保健福祉課がまとめた通院医療費公費負担件数の年次推移(各年とも3月末)によると、気分障害での通院者は1998年には1077人だったのが、わずか5年後の03年には2000人台を突破。04年には3196人、05年には3514人と増加の一途をたどり、06年には初めて4000人を超えた。

 統合失調症やアルコール依存症、気分障害などの「精神疾患」での通院者数も、05年には3万1171人と、初めて3万人台に達した。1989年の1万1653人から約20年の間に1・5倍に増えた形となり、深刻な状況が浮き彫りとなっている。

 一方、05年の入院者数は04年より5人増えて5320人となったが、01年の5451人からは年々、減少傾向にある。

 同課は「国の方針に伴い、県が04年からスタートしている精神障害者退院促進支援事業の成果も関係するのでは」と分析する。

 中等度以上のうつ病の通院患者を対象に「うつ病デイケア」を実施している県総合精神保健福祉センターの仲本晴男所長は、県内で近年、心療内科クリニックが増えている現状を挙げ、「『精神科』ではなく、『心療内科』と掲げるクリニックの増加で、うつ病に対する偏見を恐れて内科や外科に通い薬を処方してもらっていた人たちが通いやすくなり、患者が表面化したのではないか」と指摘する。

 通院しやすい環境が整いつつある一方で、医療関係者や当事者は「心のかぜ」と言われるうつ病に対する理解度はまだ低いと見る。

 うつ病で休職し、心療内科クリニックに通っている40代の男性は「うつ病で何年もクリニックに通うが、症状は10年ぐらい前から出ていた。周りにも病気を理解してもらえずつらい思いをした」と話し、職場での精神疾患に対する理解が必要と訴えた。

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 増えてきたというより、病気として認定される機会が増えたってとこですかね。今までもうつ病はあったと思うんで、そこらへんはむしろバブル崩壊後のほうが多かったのでは?でもあの時代はまだ根性論がまかりとおっていたので表面化はしなかった、と思われます。

 まあ確かに心療内科のほうが通いやすいっちゃ通いやすいですけど、あくまで専門は精神科ですからね。心療内科っていうのは精神的なストレスで体の外に症状として現れてくるものが専門です。うつ病や統合失調症などで適切な治療をしてもらいたいなら精神科へ。

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posted by さじ at 18:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | 精神
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