2006年12月29日

骨髄を提供した場合に10万円支払う活動を行う団体

 おはようございます。えー、ちょいと古いパソコンを使って更新するしか選択肢のない状況に追い込まれております。使いにくいことこの上ないのですが、年末年始も更新していきたいと思います。宜しくお願いします。というわけで最初のニュース。

「骨髄提供者に10万円」計画、移植財団は抗議も検討

 骨髄移植推進財団(東京)は28日、京都市の任意団体が骨髄移植のドナーを募り、実際に骨髄を提供した場合に10万円を支払う活動を計画しているとして、財団の骨髄バンク事業とは一切関係ないとする声明を発表した。来年1月にも厚生労働省と協議し、団体に事業内容の説明を求めたうえで、抗議なども検討するという。

 この団体は、京都市の自営業者や会社員ら約10人でつくる「デラピ」。現在、NPO法人の認可を京都府に申請中だ。

 団体は、骨髄移植推進財団が運営する骨髄バンクに登録するか、登録を予定する人を年会費5000円でインターネットなどで募集。実際にバンクに骨髄を提供した場合は、ドナーを経済的に支援するため、団体が10万円の一時金を支払う、としている。

 財団は「公平性、公共性、広域性をうたう骨髄バンク事業の基本理念に抵触する恐れがある」として、この団体と協力関係を結ぶことはないとしている。財団は「こうした活動は、結果として臓器売買を助長する可能性もある」と話している。

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 より現実的、ですよね。正直言って。腎臓移植の問題も、金銭を絡めればより円滑に進むといわれています。もちろん危険性もはらんでいるわけですが、現状の骨髄移植に足りない、「骨髄移植数を上げる」という大きなメリットが「10万円策」にはあります。双方が歩み寄ってより良い制度を作っていくしかないですね。

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posted by さじ at 12:24 | Comment(0) | TrackBack(0) | 移植
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