日本臓器移植ネットワークは25日、済生会宇都宮病院(宇都宮市)に脳出血で入院していた30代男性が午前11時25分、臓器移植法に基づき脳死と判定されたと発表した。男性は書面で臓器提供の意思を示していなかったが、家族が提供を承諾した。脳死移植は法施行後201例目で、本人の意思不明は93例目。
心臓は東京大病院で50代男性、両肺は岡山大病院で50代男性、肝臓は広島大病院で40代男性、膵臓は藤田保健衛生大病院(愛知県)で40代男性に移植する。腎臓と小腸は医学的な理由で断念された。
200例越え。ご家族の決断に感謝の言葉を述べたい。
ご冥福をお祈り申し上げます。