米国の内科医で、白血病の治療法として骨髄移植を開発、ノーベル賞を受賞したドナル・トーマス氏が、米シアトルで死去した。92歳だった。フレッド・ハッチンソンがん研究センターが伝えたところによると、ドナル・トーマス氏は、心臓病のため亡くなった。
白血病の死亡率は、ドナル・トーマス氏の開発により、約100パーセントから10パーセントにまで低下し、同士の開発は、医療に飛躍的な進歩をもたらした。現在、骨髄移植によって毎年、数万人の白血病患者の命が救われている。
ドナル・トーマス氏は1990年、ノーベル生理学賞・医学賞を受賞した。
骨髄移植を開発しノーベル賞を受賞した天才が。全く治療不可能だった疾患群に対し光を与えた成果は大きいですね。実行にあたっては色々なリスクもあったでしょうが、この画期的技術を開発した功績は永遠に語り継がれることでしょう。