検査に関連する医療事故が、2004年10月から今年9月までの2年間で、日本医療機能評価機構に114件報告されたことが27日、分かった。患者に重大な影響を与えた例もあり、同機構は「検査は日常的に数多く行われている。漫然と行うことなく、いま一度確認を」としている。
医療事故は看護師や医師が当事者となるケースが多いが、他の医療スタッフにも注意を促す意味で検査関連事故を取り上げた。114件のうち、主に臨床検査技師が関与する検体検査など、23件について詳しく分析した。
このうち、検体や患者の取り違え事故は6件。肺がん細胞診の検体のラベル張り間違えで別の人に手術してしまった例や、採血検査の結果を取り違えて白血球の値が低い人に抗がん剤を投与し、重い健康被害が及んだ例があった。
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取り違え事故がやはり多いようです。未然に防ぐことが大事なので、お互いに注意しあうなどして確認手順を増やしてほしいですね。人間誰でもミスはしますが、そのミスを極限までに減らすことは可能です。
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