2006年12月25日

BCGワクチンが花粉症に効く仕組みを突き止める

アレルギー:BCGが花粉症など抑制の仕組み突き止める

 結核予防ワクチンのBCGが花粉症などのアレルギー反応を抑制する仕組みを、理化学研究所と千葉大の研究グループが突き止めた。衛生環境の向上で病原菌にさらされる機会が減ったことが、最近のアレルギー増加と関係しているという仮説を裏付ける結果だという。25日付の米医学誌に掲載される。

 花粉症やぜんそく、アトピー性皮膚炎などのアレルギー疾患は先進国を中心に急増しており、国内でも患者は国民の3割といわれている。この理由として、衛生環境の向上や抗生物質の多用で、幼少期に感染性の病原菌に接する機会が減ったことが、アレルギーを誘発しているという「衛生仮説」が提唱されている。しかし、このメカニズムははっきりしていなかった。

 グループは、病原菌の一つである結核菌を弱毒化したBCGワクチンを受けると、アレルギー症状が緩和されるという報告に着目。マウスにBCGワクチンを接種すると、ナチュラルキラーT(NKT)細胞というリンパ球が25%以上増え、アレルギーを引き起こすIgE抗体の血中濃度が低下した。さらに、NKT細胞は、IgE抗体をつくる別のリンパ球の「細胞死」を促進し、IgEをほとんどつくらせないようにする働きを持つことを突き止めた。

 また、BCGを接種したヒトの血液を調べたところ、アレルギーを抑える同様のメカニズムがあることも分かった。

 理研の谷口克・免疫・アレルギー科学総合研究センター長は「細菌のどの成分がアレルギーを抑制するのか明らかにし、治療薬の開発につなげたい」と話している。

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 文明の発達がもたらした弊害、でしょうか。確かに抗菌だの何だので菌を遠ざけていますよね(たかだかボールペン1個抗菌したところで何になるというのだろうか)

 医学が発達しても、アレルギーと精神病は残るといわれ続けていましたが、どちらとも少しずつ解明されています。免疫VS人間、勝つのはどちらか。

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posted by さじ at 23:40 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生理
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