歯や口の中の健康のために大切な歯磨き。歯磨きを嫌がる子供も多いが、乳歯の虫歯を放置すれば、永久歯に影響が出ることもある。小児歯科専門医院のエンゼル歯科(神奈川県平塚市)の佐々木明彦院長に、子供の歯磨きのコツを聞いた。
歯磨きの目的は、虫歯の大きな原因となる歯垢の除去だ。佐々木院長によると、乳歯の虫歯を放置すると、さまざまな影響があるという。かむ機能が低下し、あごの発育への影響が出る。あごの骨の中で発育中の永久歯に細菌が感染してしまう場合もある。
では、子供の歯磨きはいつから始めればいいのか。
赤ちゃんに歯が生え始めたら、清潔なガーゼで拭いてあげる。歯ブラシを使うのは、歯が8本くらい生えてきてからだ。
まず、子供をあお向けに寝かせて、保護者のひざとひざの間に頭を置く。この姿勢だと、口の中が観察しやすく、磨き残しが出にくいという。指をほおに入れて引っ張り、スペースを作る。「順序を決めずにあちこちを磨くのではなく、一筆書きのように、流れを作って磨くと磨き残しが出にくいです」(佐々木院長)。歯ブラシを切り返すとき、磨き残しが出やすくなるので注意する。ミラーを使うと、より磨き残しが出にくいという
子供が自分で歯磨きをするのは習慣付けには重要だが、注意も必要だ。本人が磨く場合、必ず子供用の椅子に座らせるなど、立ち歩かないようにすれば、歯ブラシで喉を突くなどの事故を防げるという。
一人で磨いていても、きちんと歯垢を落とせているとは限らない。手先の器用さや歯への関心、虫歯の傾向は子供によって違う。佐々木院長は「デンタルフロスも使い、一人できちんと磨けるようになるのは小学校高学年くらい。それまでは保護者が仕上げ磨きをしてほしい」と話す。
歯磨きのタイミングはいつがいいのか。「食事の後毎回磨くよりも、まずは1日1回、子供の機嫌の良いときにしっかり磨いて」と佐々木院長。歯磨きは食べかすを除去するのが目的ではなく、既に歯に付着している歯垢を落とすのが目的のため、食後にこだわらなくてもいいという。
食後や寝る前の眠いときに無理やり磨けば、子供が歯磨き嫌いになりやすい。子供が嫌がると保護者も早く終わらせようと、最後まで磨かずに終わってしまうこともある。「嫌がれば早く終わる」と思わせないようにしたい。
歯磨きを子供が嫌がる場合、最も多いのが痛みを伴うケースだという。歯ブラシが不用意に、歯から離れた歯肉に当たると、痛みを感じ、嫌がるようになってしまう。口の中を触られることに慣れていないのも嫌がる要因の一つだという。清潔な指で子供の口の中を触るなど、触らせることに慣れさせるのも有効だという。
小さい頃に親がしっかりと歯をケアしてあげることと、子供にキスをしないことで、虫歯は予防できるようですね。あとは硬いものを後々あたえて、あごを丈夫にしてあげるか。
歯並びを良くするには、矯正以外で何かあるんでしょうかね。私は矯正していなくても結構歯並びいいんですけど、特別何かしたわけではないらしい。何なんだろうか。