高知赤十字病院(高知市)に入院していた成人女性が17日、臓器移植法に基づく脳死と判定され、肺移植手術が東北大病院(仙台市)で、腎臓移植手術が岡山大付属病院(岡山市)でそれぞれ始まった。
脳死移植は1997年の同法施行後50例目。今年に入って10例目となり、初めて年間2ケタに達した。
臓器移植ネットワーク(東京都港区)によると、女性の臓器提供意思表示カードには、脳死での提供意思を示す項目に丸印がなかったが、提供を希望する5つの臓器に丸印が付いていた。
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ギリギリのところで、年間10例目となりました。1人から5つの臓器を移植できたとすると、単純に計算すれば50人の命が救われたことになります。
来年は、30例ほどの脳死臓器移植を行ってもらいたいものです。健康保険証にドナーカードを組み込んで実施すれば、なんとかなる、かもしれませんが。臓器を提供するということを真剣に考えてみてください。
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