2006年12月17日

東大生の8割が、将来の進路や生き方に悩んでいる。

東大生意識調査:将来の進路や生き方に8割が悩む

 東京大学生の8割が将来の進路や生き方に悩んでいることが、東大が発表した学生生活実態調査で分かった。自分がニートかフリーターになる可能性を感じている学生も3割近くいた。また、睡眠時間が減る一方で、学習時間は増えており、調査を担当した森建資・経済学部教授は「今の学生は非常にまじめになっているが、その半面で悩みは深いのではないか」と分析している。

 調査は東大が毎年実施し、今回で55回目。昨年に学部学生計3534人を対象に実施し、38.7%の1367人から回答を得た。

 将来の進路や生き方について「よく悩む」と答えたのは46.9%。「ときに悩む」の36.4%と合わせると83.3%が悩みを感じており、同様の質問をした01年の調査の80.9%を上回った。

 1日の睡眠時間は6時間34分で、前回(00年)より11分、前々回(97年)より26分も短縮。一方、大学や自宅などでの学習時間は8時間38分で、前回より26分、前々回より1時間2分も増えた。

 また、「自分はニートやフリーターになるように思う」と答えた学生が7.4%、「自分はニートにはならないがフリーターになるかもしれない」と答えた学生が20.9%おり、計28.3%がニートかフリーターになる可能性を感じていた。

 卒業後の進路について、大学院進学を希望する学生が初めて5割を超えた。文系28.6%、理系69.1%が大学院進学を希望し、森教授は「法科大学院ができたことや専門志向が高まっていることが影響している」とみている。

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 国の最高学府といえど、他の大学生と同じです。記憶力や要領の良さがあっても、やりたいこと、熱中できることがなければその後の「職」は難しいでしょう。

 むしろそういった人よりも、本当にその専門分野でやりがいを感じている人が東大に入って学ぶべきだと思います。そこらへん、受験の穴ですね。記憶力のいい人が東大で学んでも、国のためになるような優秀な人は育ちません。国語や歴史で点数がとれなくても、物理や化学、医学などの面で勉強できる人は、それだけで東大で学ぶ資格があると思います。最高学府なのですからそのぐらいのイレギュラーは受け入れてほしいですねぇ。

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posted by さじ at 23:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 大学
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