大阪市の校正印刷会社で元従業員らが相次いで胆管がんを発症した問題で、同社での胆管がんによる死亡リスクは日本人男性の平均と比べて2900倍に上ることが分かった。当初から調査を行ってきた産業医科大(北九州市)の熊谷信二准教授が明らかにした。21日に開かれる日本胆道学会で報告する。
同准教授は、1991年から2006年まで同社で1年以上勤務した男性62人のうち、20〜40代で肝内、肝外の胆管がんを発症した6人が11年までに死亡していることを確認。日本人男性が同じ病気で死亡する確率を計算して比較したところ、平均より2900倍高いことが判明した。
これまでは日本人男性の肝臓、胆のうがんでの死亡確率も含めて計算し、500倍とされていた。
何が…。どんな原因物質がそれを引き起こしていたんでしょうか。
こういうのの解明も産業医がやるんですねー。凄いですね。