2006年12月15日

群馬大学病院の生体肝移植で後遺症が残ったのは、腕が未熟だから

生体肝移植:ドナー後遺症は「技術未熟」群馬大病院が検証

 群馬大学医学部付属病院で昨年11月、生体肝移植のドナーとして夫に肝臓の一部を提供した50代女性が下半身まひとなった医療事故で、同病院の検証委員会は13日、「執刀した第1外科全体の技術が未熟だった」などとする調査結果を発表した。森下靖雄院長は「申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪。生体肝移植手術の見合わせ延長や診療体制の抜本的見直し方針を明らかにした。

 事故を受けて病院側は7月、外部専門委員を含む検証委員会を設置。99年11月〜今年6月に移植を受けた患者51人(ドナー52人)の診療録をすべて調べた。

 その結果、手術後に退院できないまま病院で死亡したのは51人中18人(病院死亡率35.3%)。うち第1外科が35人中14人(同約40%)、第2外科が16人中4人(同25%)だった。また、第1外科はドナーの手術中の平均出血量が第2外科の約3倍、輸血量も3倍以上など手術成績で大きな開きがあることも分かった。50代女性のほか、第1外科実施分でドナー1人に後遺症が残った。

 委員会は「第1外科は難しい手術が多いこともあるが、術中出血の多さに象徴される技術の未熟性も関与した可能性がある」などと結論付けた。さらに、別個の医療チームが生体肝移植を担当することを「国内や欧米でもほとんど例がない」と指摘。病院ホームページで第1外科の医師の執刀件数に、術後にかかわっただけの患者を含めるなど不正確な表示を「インフォームド・コンセントの根幹を揺るがす問題」などとした。

 報告を受け、病院側は両外科の移植チームを現在ある移植外科と一本化し、移植外科長を公募する。さらに、検証委員会を常設するなどした上で、生体肝移植を再開する方針だ

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 これの続報ですね。
 医学処 群馬大学付属病院の生体肝移植成功率が極端に低い件

 医療ミスの原因が「腕が未熟だから」とは。群馬大学としては大ダメージでしょうねぇ。第一外科の腕が未熟だと認めてしまって、これからどうしていくのでしょうか。スキルを上げていく?にしても、今の段階で腕が未熟なのですから、今入院している患者さんにとっては大きな不安に繋がると思われます。

 それでも正直に認めたのですから、立派といえば立派なのですが…。

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posted by さじ at 08:16 | Comment(0) | TrackBack(0) | 移植
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