大阪府吹田市の国立循環器病研究センターは24日、脳内の細い血管が異常に増える難病「モヤモヤ病」の専門外来を設置すると発表した。開設は10月1日付で、診察日は毎週水曜日。センターによると、モヤモヤ病の専門外来設置は全国的にも珍しい。
センターの中川原譲二・脳卒中統合イメージングセンター部長は「脳ドックでモヤモヤ病が見つかる例が増えており、患者の受け皿になるようにしたい。患者を長期的にフォローして社会的支援にもつなげたい」としている。
モヤモヤ病は、脳の太い動脈が細くなったり詰まったりしたために起きる。脳血管の造影検査をすると、増加した血管がもやもやと“煙”のように見えることから名付けられた。
子供から大人まで幅広い年代で発症し、国内の推定患者数は約7500人。日本人に多いが原因ははっきりせず、意識障害や脳出血が起き、重症の場合は死に至ることもある。
もやもや病。英語でもモヤモヤ。しっかりした検査を行うことで、発見されることが増えてきてるんでしょうか。専門外来があると患者も専門機関に集中できて安心ですね。