2012年10月09日

統合失調症のMRIでは視床から前頭葉への神経線維が細くなっている。

統合失調症、脳神経の一部に異常 京大グループ特定印刷用画面を開く

 統合失調症の患者の脳に神経などの異常があることを京都大医学研究科の村井俊哉教授や宮田淳助教、大学院生の久保田学さんたちのグループがMRI(磁気共鳴画像装置)の画像解析で突きとめた。統合失調症の発症メカニズムの解明や治療法の開発につながる成果で、米精神医学専門誌で4日発表する。

 脳の奥にあり、脳内のさまざまな情報を統合する「視床」から、大脳で思考や意欲をつかさどる「前頭葉」に伸びている神経の束「神経線維」を見ると、患者の神経線維は細く、神経が結合する部分の大脳皮質が薄くなっていた

 視床から前頭葉への情報伝達がうまくいかず、その結果として、情報を受け取る皮質の厚みも薄くなった可能性がある。久保田さんは「これらの神経や皮質に作用する薬剤が見つかれば、統合失調症の新たな治療薬として期待できる」と話している。



 全てが解明されていないだけで、統合失調症は奇妙な病気でも何でもない、神経の病気なんですよねぇ。日本ではまだまだ偏見多いですけれど。

 こういうのが少しずつ分かってくると、治療法も確立されてくるんでしょうけれどね。頑張っていただきたい。
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posted by さじ at 01:00 | Comment(0) | 精神
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