寝不足で不安になったりイライラしたりするのは、脳が不快なものに反応しやすくなる一方、抑制が利きにくくなるのが原因であることを国立精神・神経医療研究センターの三島和夫部長らが突き止めた。
研究チームは、20〜31歳の男性14人に、1日4時間と8時間の睡眠を5日間続けてもらい、それぞれの最終日に脳の活動を機能的磁気共鳴画像装置で調べた。
恐怖の表情の画像を見せると、4時間睡眠で寝不足の時は、不安や緊張などに反応する脳の扁桃体という部分の活動が8時間睡眠時に比べて活発になった。幸せな表情の画像を見せた場合には違いはなかった。
また、寝不足時には扁桃体の働きを調節する大脳の皮質の活動が扁桃体と同調せず、抑制が利きにくいことがわかった。抑制が利きにくくなる人ほど、心理テストで不安・緊張や混乱の度合いが高かった。
へぇ。なるほど。確かに、という感じはする。抑制がきかない感じはしますね。
しかし寝不足でも動ける人っつーのは何でいるのか不思議ですね。徹夜できないタイプなんである意味尊敬しますけれど、うまく抑制かけてるんですかね。
実感としては寝不足に限らず、疲れやストレスが溜まってくると寛容さがなくなったり不快に感じやすくなったりするように感じていましたが、fMRIで明確に差がでたのは興味深いですね。