2006年12月01日

医師の過失がなくても脳性麻痺となった場合には補償します

出産時事故の脳性まひ、補償数千万…来年度にも開始

 政府・自民党は28日、通常の妊娠・出産で障害児となった場合、医師の過失がなくても被害者に速やかに補償する「無過失補償制度」の原案を固めた

 医療機関などから集めた保険料を基に、脳性まひとなったケースを対象に1件数千万円の補償を行う。来年度にも運用を開始する。

 補償制度は、医師の過失の認定が難しく、長期の医療裁判になりやすい出産時の事故について、早期の解決と被害者救済を実現するのが目的だ。補償により訴訟件数が減れば、産科医不足対策にもつながると期待されている。

 補償額は、脳性まひの発生率を基に決定する見通しで、2000万〜4000万円程度を想定している。沖縄県内の調査では1000人中2人前後の発生率だった。今後、厚生労働省の全国的な発生率の調査などを踏まえ、補償額を決める。

 脳性まひは、先天性のものと、出産時に脳が一時的に酸欠になった場合があるとされ、原因の特定が困難で、訴訟に発展しやすい。

 新制度では、国と日本医師会が創設する「運営組織」が、医療機関などから保険料を集め、一括して民間保険会社と契約するほか、補償の判断や原因の分析を行う。政府は、医療機関の出産費値上げを回避するため、出産育児一時金(35万円)を値上げし、運営組織に直接払うことも検討する。

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 結局医師会、要するに医師側が支払うのか……。

 出産時に酸欠状態になるのは果たして医療ミスなのか。自然分娩を行う以上仕方のないことなんではないだろうか。自然に産んで脳性まひになったら医者のせいといわれても…。帝王切開に切り替えるのが遅れたのは医者が悪いということか…むむう。

 産婦人科医不足が解消されるとのことですが、こんなことで「医師会が支払う」と妥協している限り、産婦人科医の未来は暗そうです。このまま無過失補償制度の対象となる疾患がどんどん増えていけば、産婦人科全体がやっていけなくなるのではないでしょうか。

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posted by さじ at 00:19 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児
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