「私立の雄」慶応大学と、「薬科の名門」共立薬科大との合併劇。少子化の影響で07年度から「大学全入時代」がスタートするのを見越したM&Aだ。これで慶応が「総合大学」として競争力を強めたのは確実。
そんな慶応の合併に、焦っているのが早稲田大学である。あっと驚く、医大との合併情報が流れている。
「少子化の影響を受けているのは、早稲田も例外ではありません。89年に16万人いた志願者が、最近は10万人に激減している。さすがに定員割れはしないだろうが、国立大も含めた競争に危機感を持っているのは確かです。来年度からは、受験料の割引制度まで導入する。しかし、慶応が薬学部を抱えたことで、差が開いてしまうでしょう。起死回生策は、やはり医学部の新設です」(大学関係者)
そこで、M&A先として浮上しているのが、名門「東京女子医大」だという。
「早稲田と東京女子医大の組み合わせは最高です。キャンパスも同じ新宿区で徒歩圏内。すでに、一緒に国有地を買収したり、共同研究も行っている。早稲田が土地を貸しているリーガロイヤルホテル内の診療所の医師も、全員、東京女子医大から派遣されています」(事情通)
早稲田と東京女子医大は「合併の予定はありません」(早大)、「共同研究しているため、そんな噂が出るのでしょうかね」(女子医大)と全面否定。しかし、早稲田が慶応に後れを取っているのは、医学部がないからだ。いずれ、医学部の新設に動くのではないか。
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まあ、おそらく早稲田と女子医が合併することはありえないでしょうねぇ。早稲田ブランドが世の中でどう捉えられているのかは知りませんが、別に無理して総合大学にする必要もないですし。慶應と比べなくても、それぞれが別々の分野で活躍すればいいだけの話です。
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