2006年11月24日

小学生間の、アタマジラミの感染が拡大。

アタマジラミ感染確認 富山市北部地区

 児童のアタマジラミ感染が、富山市の北部地域で増えている。人の頭に寄生し、かゆみの原因になるアタマジラミは、清潔、不潔に関係なく感染するのが特徴。市内には九月以降、児童とその家族を含め三十人近い患者が訪れた医院もあり、感染の拡大が懸念されている。医師や県教委、富山市などは、できるだけ早期の受診と治療を呼び掛けている。

 戦後流行したアタマジラミはDDTの散布で激減したが、近年は海外旅行で外国から持ち込まれるケースもあり、再び全国で増えている。特に子どもは集団感染しやすい。

 富山市奥田双葉町の長井皮膚科医院では九月以降、かゆみを訴えて来院する奥田北、豊田、広田小学校区などの児童が増え、わずか二カ月半で、児童十四人とその家族合わせて約三十人の感染を確認した。長井正樹副院長は「例年になく多い。患者はまだ増えそうだ」と話す。

 感染した場合、シャンプータイプなどの専用殺虫剤で駆除する。殺虫剤は一般の薬局で購入できる。卵は殺虫剤に強いため、目の細かいすきぐしで丹念に取り除く。約二週間の治療で治る。

 富山市学校保健課によると、現在、特定の地域での集団発生は確認されていない。ただし、県皮膚科医会の福田繁会長は、塾やスポーツなど児童は行動範囲が広いことから、今後、感染が拡大する可能性もあると指摘。「学校や家庭で注意を払い、おかしいと思ったら早めに皮膚科を受診してほしい」と訴える。

 県教委は、県内の学校に感染への注意を促す文書を送った。誤った知識からアタマジラミと不潔を結び付け、いじめにつながることのないよう適切な対応を求めている。

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 正しい知識として知っておかなければならないのは、「不潔にしているとシラミが発生するのではない」というところでしょう。関係ない、と。いくら手洗いうがいを徹底しても食中毒は起こるというのと同じことです。

 正しい処置さえすれば殺虫できますので、心に傷が残らないようにうまくケアしつつ家族で治療していきましょう。

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posted by さじ at 01:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 小児
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